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キリシチロウは、長七郎江戸日記とは何ら関係がない。

じゃあ何だ!というと、先日行って来た動物園にいる、9ヶ月になるキリンの子どもの
名前である。関係ないが、「キリシチロウ」いう名前は、7男1女の兄弟の7番目だから
だろうと勝手に推測し、納得した(後日追記:このキリシチロウは第7子らしい?)。
 9ヶ月とは言えど、まだ親の3分の2くらい?の大きさで、その容姿は大きな
ぬいぐるみさながらである。すごく可愛い。というか、くう〜っ メロメロ〜である
(意味不明)。長いマツゲをバサバサさせながら、黒目がちな瞳でこちらを
見つめてくるのである(ゴン太の一人相撲)。

父親、母親、2頭のシマウマと共に、わりと広い場所に展示・飼育されている。
彼のお気に入りは、一緒に飼育されているシマウマ(おそらく雌と思われる)。
大好きなようで、シマウマが「のったらのったら」歩く後ろを、同じく
「のったらのったら」と着いて歩くのである。シマウマが止まるとキリシチロウも止り、
鼻でシマウマの背中をサッとなでるのである。何をしているのだろう?シマウマも、
さほど嫌そうではない(嬉しそうでもないが)。再びシマウマが歩くとキリシチロウも
歩くのだが、そのうちお互いに飽きてくるのか、どちらからともなく
別々に行動している・・・が、じきにまた一緒に「のったらのったら」していたりする
(シマウマがキリシチロウに着いて歩くことはないが)。よく分らない2頭である。
ちなみにシマウマは雄1頭・雌1頭で飼われているが、合い方がキリシチロウと
「のったらのったら」していても、もう1頭は一向に気にする風ではない。
こちらも、よく分らない2頭である。

キリシチロウとシマウマは騒がしいのが嫌いらしく、近くに幼稚園児がいると、
柵の向こう、遠くの方に行ってしまうのだった。
しかし柵の前から人気(ひとけ)がなくなり、辺りが静かになると柵のそばにやって来て、
フォトジェニックなポーズで写真をバシバシ撮らせてくれる、
案外サービス精神旺盛な2頭なのであった。
というか、実はキリシチロウの方は、柵の外側に生えている草が食べたいらしく、
柵の狭い隙間にナハヅラを押し込み、長い舌で草をむしり取ろうとやって来るのだ。
顔を横にして舌で草を巻き取ろうとするのだが、なかなか上手くいかない。
取れても、ほんの少し。でもキリシチロウは諦めない。そんなに舌を出していたら、
顎が痛くならないのだろうか?と心配になるほどである。まあ元々、舌で木の葉を
取る動物だから痛くならないのだろうけど。

そんなこんなで十分に「舌出しキリシチロウ」を撮影し、満足した頃、
「そんなに食べたいなら」と、ゴン太が足元にあった草(キリシチロウが食べて
いたのと同種)を取って、口元に投げてやった(一つまみだよ)。するとキリシチロウは、
ほんの一口、お愛想程度に食べただけで、あんなに長い間やっていた草取りを
止めて去ってしまった。
そこでゴン太は気付いた!あれは、キリシチロウの遊びだったんだ、と。
多分、お腹が空いているのではなくて、生えている草を取ること自体を
楽しんでいたのだと。ゴン太が投げた草は、キリシチロウが一口しか
食べなかったせいで、まだ少し残っていた。飼育係が見たら「誰かが草をやったな」
とバレてしまうぞ。と焦っていたら、キリシチロウのお気に入りのシマウマが
やって来て、パクパクと食べて去った。
やっぱり、ベストコンビな2頭なのであった。

キリシチロウとシマウマ

向かって右が親で左がキリシチロウ

草って美味しいなあ〜

キリンの舌は意外に長い
そして自在に動くようだ

ホームへカエル
ホームへカエル
狭い隙間から草を取っている
キリシチロウ
なかなか取れない・・・
キリンの舌はとても長い。

キリシチロウ、もう草に夢中。
ベロベロ べろべろ・・・
こんなに頑張っているのに、
取れる草は微量。

得られる栄養より、
運動量の方が多そうだな。
草をパクパク。
餌用のカゴもパクパク
親子でお気に入りの竹を
はむはむ。
名コンビ!
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